そもそもかっこいい表現を使う必要ある?

よく「中学校で習う英単語で日常会話は可能だ」という話を聞きますが、ここでは難易度の高い表現を使うことの利点をいくつかご紹介していこうと思います。
「言葉選び」の重要性
言葉選びで得られる「信頼感」

様々な表現を知っておくこと、またそれを使うことの利点とは何か?
まず一つ目の利点が「信頼感」です。
特にビジネスシーンにおいて言葉選びが話し手に対する信頼感に直接結びついています。非ネイティブであったとしても、会話の中に知的な表現を入れたり、会話の表現の中に様々なバリエーションを持たせることで、聞き手に信頼感を持たせることができます。
また、その言葉選びというのは、相手の話を聞く態度にも影響します。相手に信頼感を持たせることができれば、相手が話を聞く態度をもポジティブに変えることができます。
「自信」と「モチベーション」

また、ビジネスシーンだけでなく、英語学習においても利点があります。
それは**「自信」と「モチベーション」**です。
英語学習を進めていく上で、多くの日本人が知らない表現を学び、それを巧みに操り会話の中で使うことができれば、ネイティブに驚かれることも増えるでしょう。
自分が使った表現に対して相手からプラスの評価をもらうことができたら、自信に繋がり、さらにもっと新しい表現を取り入れようと前向きなモチベーションを生み出すことも可能です。
このように、少し難易度の高い表現を使うこと、言葉選びをすることの利点はたくさんあります。
この記事では、ネイティブに驚かれるかっこいい英語表現をたっぷり15個紹介します。この記事から学ぶだけでなく、実際の会話に取り入れてぜひ自分のものにしていただければと思います。それでは参りましょう。
使えるとネイティブに驚かれる単語15選!
1. sycophant

「Sycophant」という単語の意味は、名詞でごまをする人/おべっかものです。
こちらの単語は「自分の利益のために、相手を褒める人のこと」を指します。隠れた動機がある「褒め」ということです。
身近にこんな人がいたら嫌ですよね...(笑) もしごまをすられたり、なんか裏があるような褒め方をされたらこの単語を頭に思い浮かべましょう。(笑)
また、
Sycophantic
は人を説明する形容詞です。名詞同様同じ意味ですがこちらも一緒に覚えておきましょう。
実際に使われるシーンでのイメージを持つため、例文を見ていきましょう。
- He's a sycophant, so I don't like him.
彼はおべっか使いだから好きじゃないんだよね。 - I'm fed up with people being sycophantic.
ごますりする人たちにはうんざり。
イメージつかめたでしょうか。では次の単語に行きましょう。
2. vapid

「Vapid」こちらの単語の意味は、形容詞でだるそうな/活気のない/つまらないです。
この形容詞は人に対して使えるだけでなく、映画や音楽、人の話などに対しても使うことができます。さらには、vapid beer, vapid tea のように飲み物に対しても使うことができます。気の抜けた、味気ないというように、飲み物の味を表現する際に使います。
こちらも例文を見ていきましょう。
- The way she talks is so vapid.
彼女のしゃべり方すごくだるそう。 - That movie you recommended was vapid.
おすすめしてくれた映画つまらなかったよ。
3. tedious

「Tedious」こちらの単語の意味は、形容詞で長ったらしく退屈な/時間がかかるです。
一つ前に紹介した「Vapid」と意味が重複していますが、それぞれ使い方が違います。「Vapid」は人の行動などにも使える表現なのに対し、「Tedious」は人に対して使うことはありません。モノやプロセスに対して使います。
例えば、「動画を編集すること」や「エッセイを書くこと」など時間がかかるプロセスに対して用います。
それでは、例文に参りましょう。
- Video editing is really tedious. I edited a video for 5 hours straight last night and I'm exhausted as hell.
動画編集は本当に時間がかかる。昨日の夜5時間ぶっ続けで編集して、めちゃくちゃ疲れた。
4. hamstrung

「Hamstrung」こちらの単語の意味は、形容詞で制限されたです。
太ももの筋肉「ハムストリングス」ですが、実は「制限された」という意味があります。例文も見てみましょう。
- The project was hamstrung by lack of funds.
そのプロジェクトは資金不足により制限された。
紹介した1〜4の単語は下記の動画でも紹介しています。アメリカ人のニックと詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
5. hyperbolic

「Hyperbolic」こちらの単語の意味は、形容詞で誇張した/オーバーなです。
「大袈裟な」という表現は他に exaggerate があります。「You're exaggerating!(おおげさだよ!)」と言うことができます。
今回紹介する「Hyperbolic」は少し難易度の高い表現で(英検1級レベル)聞こえが良く、よりスマートな表現です。このように言い換え表現を覚えておくと、表現できる英語の幅を広げることが出来ます。
では例文に参りましょう。
- You're being so hyperbolic!
大袈裟すぎるよ。 - Why are you having such a hyperbolic reaction?
なんでそんなにオーバーリアクションなの?
6. esoteric

「Esoteric」こちらの単語の意味は、形容詞で難解な/秘伝的なです。
この単語も英検1級レベルです。理解するのが難しいことを表す時に使います。例えば、専門的な知識が必要な難しいことなどです。日常会話では使えなそうだな...と思った方もいるかもしれませんが、こちら日常会話でも使えます。
例文で実際の使い方を見ていきましょう。
- I have no idea! That's really esoteric.
マイナーすぎて全くわからんよ。 - He made an esoteric joke that only he and his brother understood.
彼は彼と彼の兄弟しかわからない秘密のジョークを言った。
5、6で紹介した単語もニックとの動画で登場したものです。ぜひ下記の動画も参考にしてみてください。
7. ostentatious

「Ostentatious」こちらの単語の意味は、形容詞で目立ちたがり/見せびらかしのです。
この単語にはいくつか言い換え表現があるので、紹介します。
- flashy:派手な/けばけばしい
- flamboyant:見せびらかしの
- conspicuous:人目を引く/目立つ
- obtrusive:出しゃばりの/ひどく目立つ
- noticeable:目立つ
このように、目立つものや人、見せびらかしているような派手なことやものに対して用います。例文も見ていきましょう。
- I think your fur coat was a bit too ostentatious to wear at a supermarket.
君のファーのコートはスーパーで着るには目立ちすぎだったと思うよ。
こちらの単語もYouTubeで紹介しました。他にも単語を紹介していますので、動画もチェックしてみてください。
8. shattered

「Shattered」こちらの単語の意味は、形容詞でとてもがっかりした/とても残念なです。
shatter は「粉砕する」を意味します。それが過去分詞になることで、粉砕されたという意味になります。気持ちが粉砕された=とてもがっかりしたという意味になります。
こちらも例文を見ていきましょう。
I'm shattered that I can't go abroad due to the coronavirus.
コロナのせいで海外に行けなくなってとても残念。
上の例文は「coronavirus」が前提の表現なので、状況によっては別の理由に差し替えて使うのがおすすめです。
例:I'm shattered that I can't go abroad this year.
9. backfire

「Backfire」こちらの単語の意味は、動詞で裏目に出るです。
「意図したことと反対の結果を生む」ときに使えるこの表現。もともとは鉄砲の弾が逆発することを表す単語です。こちらも例文をチェックしていきましょう。
- The excuse backfired on me.
言い訳が裏目に出た。
10. vanilla

「Vanilla」こちらの単語の意味は、形容詞でつまらない/ありきたりなです。
バニラってあのアイスクリームの味のバニラ?と思った方、正解です(笑)。しかし意味はバニラではなく、バニラ味があまりにド定番でありきたりな味の代表格とされることから「つまらない」「ありきたりな」に発展して生まれた言葉なんです。面白いですよね。
日常会話でも使いやすいこの単語。例文もチェックしてみましょう。
- I always fall asleep while listening to my professor's vanilla lectures.
教授のつまらない講義聞いてるといつも寝ちゃうんだよね。
8、9、10で紹介した単語は全て私が出版したオリジナル英単語帳 DistinctionⅠの中に含まれています。他にも普段日本では出会わない表現がたくさん載っていますので、ぜひチェックしてみてください。オリジナルの単語帳について詳しくはこの記事の最後に記載します。
11. unpack

「Unpack」こちらの単語の意味は、動詞で〜を整理する/説明するです。
unpack はもともと「荷ほどき」など、荷物を取り出す動作を表しますが、そこから派生して難しい問題の中身を取り出して整理したり、説明するという意味で使われるようになった単語です。
例文はこちらです。
- Let me unpack it a bit. It's getting complicated now.
ややこしくなってきたから、ちょっと整理させて。
12. choke

「Choke」こちらの単語の意味は、動詞で**(大事な場面で)プレッシャーに負ける**です。
choke にはいくつか意味があるので全て紹介します。
- ①(首を絞めて)窒息させる
- ② むせる/息苦しくなる
- ③(感情が)息を詰まらせる
- ④(パイプなどを)詰まらせる
- ⑤(場所を)いっぱいに詰める
- ⑥(植物などを)枯らす/ダメにする
- ⑦(人を)がっかりさせる/うんざりさせる
- ⑧ のどを詰まらせる
- ⑨(感情で)口がきけなくなる
このようにたくさんの意味があります。もともと「人が息を詰まらせる」という意味でよく使われ、そこから「単純なこと(=息をすること)においてあからさまな間違いを犯す」というより広義の意味になり、「簡単な場面で間違いを犯す=プレッシャーに負ける」という意味で使われるようになりました。
それでは例文を見ていきましょう。
- I've never been able to get a good score on a test because I always choke when I'm taking tests.
いつもプレッシャーに負けちゃうから、テストでいい点とれたことないんだよね。
11、12で紹介した単語は DistinctionⅡ に含まれています。
13. picky

「Picky」こちらの単語の意味は、形容詞でこだわりの強い/好みのうるさいです。
「選ぶ」という意味の動詞 pick に接尾語 -y がついて形容詞化した形です。なんでも選り好みする様子から「好みのうるさい、こだわりの強い」という意味になります。
snob という単語に言い換えることもできます。snob は人に対して使う名詞で「偉そう」「気取っている」「嫌な奴」という意味がありますが、「〇〇にうるさい」という意味でも使うことができます。例えば、
- I'm a bit of a coffee snob.
私コーヒーにうるさいんだよね(コーヒーのこだわりが強い)
picky も同じ意味で使うことができます。例文を見てみましょう。
- I'm picky about coffee, so I seldom go to Starbucks.
私コーヒーのこだわり強いから滅多にスタバ行かない。 - He is a picky eater.
彼は食べ物の好き嫌いが激しい。
14. wishy-washy

「Wishy-washy」こちらの単語の意味は、形容詞で優柔不断な/曖昧なです。
元々は、飲み物などが水っぽく、味が薄いことを表す表現でしたが、そこから発展して、意志が弱い、優柔不断で曖昧な人の性格などにも使われるようになった表現です。
例文も見ていきましょう。
- I was so wishy-washy that it took me three hours to pick out an outfit to wear today.
優柔不断すぎて今日着ていく服選ぶのに3時間もかかった。
15. downplay(play down)

「Downplay」こちらの単語の意味は、動詞で軽視する/控えめに扱うです。
play down という句動詞が一語になった形です。演劇などで演じることを play と言いますが、そこに「下」の感覚を持つ down が付くことで「控えめに演じる=(実際よりも)軽く・控えめに扱う」となります。
例文を見ていきましょう。
- The government is downplaying the significance of the issue.
政府は問題の重要性を軽視している。
14、15で紹介した単語は最近出版した DistinctionⅢ に含まれています。Distinction III では I・II で紹介した表現が例文の中にちりばめられています。I・IIで学んだ表現を例文の中で繰り返し定着させることが出来ます。
「難しい単語を覚える」だけで終わらせず、例文の中で何度も再会する仕組みがあると、定着が一気に進みます。
日常英会話でよく使う単語・フレーズをまとめて覚えたい方へ
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15単語いかがだったでしょうか?
ここまで勉強してくださった方、お疲れ様でした。かなり面白い表現も多かったと思います。ぜひ会話の中に登場させてみてください。
「聞いて分かる」では不十分!ネイティブらしい英語表現が「口からすらすらでる」英単語の覚え方
効果的な英単語の覚え方とは?
ネイティブとの円滑なコミュニケーションという観点では、まず「聞いてわかる」状態に仕上げることが大事です。しかしそれだけでは、いざ自分が使う立場になった時に口からその表現を出すことは難しいです。
私が実際に20,000語覚える際に使用した、口からすらすら英語が出てくるようにするための英単語の覚え方がこちらです。

「独り言」で圧倒的にアウトプット量を増やす
また、覚えた単語を定着させる上で効率的な方法が「独り言」です。これは練習相手を必要とせず、自分の好きな場所で好きな時間にできる画期的な方法です。
この独り言で定着させたい表現を繰り返し使うことで、その表現を自分のものにすることが出来ます。詳しい独り言勉強法に関する記事はこちらです。

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日本ではなかなか出会わないけどネイティブがよく使う英単語だけを集めた単語帳を出版しました

今回紹介した8〜15の英単語に関しては、私が出版した Distinction に含まれている表現です。こちらのDistinctionにはネイティブが頻繁に使うにも関わらず、日本ではなかなか出会わない語彙が厳選収録されています。
この記事で紹介したようなクールな表現をもっと学びたい方に自信を持っておすすめします。Distinction記載の表現を自分に落とし込むことが出来れば、あなたの英語を大きく変えることができます。詳細は下記のリンクから。
http://distinction.atsueigo.com
おわり
いかがだったでしょうか?今回は使えるとかっこいい英単語を15個紹介しました。
難しい単語も多かったですが、覚えて実際の会話で使うことができれば、ネイティブの方から驚かれること間違いなしです。いつも使ってばっかりの単語で会話をするよりも、少し難しい表現を覚えると、会話のバリエーションが増えるのを実感し、自分の英語学習のモチベーションにも繋がるでしょう。
今回紹介した表現はYouTubeやオリジナル英単語帳Distinctionで紹介したものになるので、ぜひそちらのチェックもよろしくお願いします。
