こんにちは、Atsuです。
今回は、私がブルーノ・マーズの「24K MAGIC」を使って英語を勉強したときの知識をもとに、学習の様子をお伝えしつつ、私なりの英語の解説・解釈についてお話ししていきたいと思います。
私自身が英語学習を行う際に、どれくらい深く知識を掘り下げているのかをお伝えするというのも、この記事の役割のひとつだと思っています。興味のある方は、ぜひご覧になってください。
【洋楽で英語を勉強してみた】の意義
まずは、この記事を作成するに至った経緯を踏まえたうえで、この企画の意図について説明しておきます。
それは、これまで他の記事でも何度も強調してきた、英語学習の基礎である「文法・単語」について、私自身が実際の学習の中でどれだけ深く掘り下げているのかを理解してもらうことです。
そのうえで、
- 「英語の基礎作り」
- 「運用を意識した学習」
この2つを、どの程度の深みをもって学習方法に適用すべきかを、私なりの考えとして伝えたいと考えています。
それゆえ、記事の中では「単語と文法」に特化して話を進めており、「だいたい文法はこんな感じ」「全体の和訳はこんな感じ」といった、ざっくりした捉え方はあえて避けています。
これまでの英語学習方法に関する動画や記事を理解していただいたうえで、今回の歌詞解釈の記事を読んでいただくことで、なぜ私が単語と文法を重要だと考えているのかを実践的かつ感覚的に理解してもらえると同時に、どれくらいの深掘りを英語学習の中ですべきだと私が考えているのかを感じてもらえたら嬉しいです。
【洋楽】ブルーノマーズの「24K MAGIC」の歌詞
こちらがこの記事で扱う洋楽の歌詞の全体像になります!
非常にスラングや省略表現が使われていて、普段の学習の中ではなかなか出会わないような英語に出会えて、私自身かなり勉強になりました。
一文一文解釈していくので、改めてこの記事の中で「自分が読めない部分」「知らない表現」がどこなのかを意識しながら読み進めていただくと、より得るものがあると思います。
【実践編】洋楽で英語を勉強してみた
(今夜、俺は君をより高いところに連れて行きたいんだ(ハイにしたいんだ))
音としては「wanna」と発音していますが、これは want to の省略表現ですね。ちなみに昔のTOEICではこういった省略表現は出なかったのですが、新形式に移行してからはリスニングで「wanna」が普通に出てくるらしいです。日常会話では当たり前のように使われています。
「take you higher」で「君をより高いところに連れて行く」。ここでいう「より高いところ」は物理的な意味ではなく、気持ちがよりハイになる方向を表しています。
(両手を空に投げ出して)
「throw」は「投げ出す」の意味で、「hands」なので両手だとわかりますね。up(上に)in the sky(空に)なので、「空に向かって両手を投げ出して」というイメージです。
(ビシッとパーティーを始めようぜ)
「set off」は「start」「begin」に近い意味で、つまり「パーティーを始めよう」ということです。
ここは「勢いよく始める」「いい感じにスタートする」みたいなニュアンスで捉えるとしっくりきます。
【目的語の位置】「set off this party」じゃなくてなぜ「set this party off」なのか
ちなみに、ここは「set off this party」ではなく、なぜ「set this party off」なのか。結論から言うと、ここに関しては特に理由はありません(回りくどい言い方ですいません)。
ただし、目的語の位置が決まっているパターンもあります。
- 「set off」「turn off」など、動詞+off のような形で「動きを出す」句動詞の場合
- 目的語が代名詞なら真ん中に入れる必要がある
- 目的語が名詞なら、どちらでもOK
今回は目的語が「party」で代名詞ではないので、位置に決まりはありません。ただし「set it off」のように代名詞だった場合は「set off it」とは言えないので注意です。
(Playerたち、ピンキーリングを月に向かって高く上げて)
「players」は「遊び人」「チャラい人」という意味です(男女関係なし)。pinky ring は「小指につける指輪」で、ピンキーリングを上に上げる。どこに向けるかというと **to the moon(=月に向けて)**です。
(Girls、みんな何しようとしてたんだ?)
girls は「女の子たち」。y'all は you all の省略です。
文法的には「what are y'all trying to do」が正しい文章ですが、ブルーノ・マーズの曲では be動詞がよく省略されています。
「文全体に与える意味が少ない」「語調を整えるために省かれている」というのが理由で、あくまで文法的に言えば間違いということに変わりはないので注意です。
try doing で「〜してみる」という意味ですね。
(24K金の魔法が空に → 大金のおかげでこのパーティーが可能になっているという意)
24k は「24金」、つまり 純度が99.9%以上の金という意味です。ダイヤによく使われる「Carat(カラット)」は重さを表す言葉なので、意味が全く違うことに注意です。
(頭からつま先までめちゃくちゃPlayer)
toe は「つま先」。「頭から足の先まで遊び人だね」「超playerじゃん」という意味です。
ちなみにこの部分を「soul player」とネットの歌詞で書いていることがありますが、ブルーノ・マーズ本人がツイッターで「so player」が正式だとツイートしています。
(気をつけろ)
look out は watch out と同じ意味で「気をつけろ」。
pop pop は日本語でいう「ポンポンポン」みたいな擬音を表しています。
(誰が戻ってきたと思う?)
guess は「当ててみる」です。
(え、みんな知らないの?)
they は「みんな」。go on は、何かを勧めるときに使って「誰かにやれよ」みたいな、若干強めのニュアンスがあります。
tell 'em は tell them の省略です。同様に、
- tell him → tellim
- tell her → teller
のように省略することができます。
(入っていったらすぐにわかると思うよ)
bet は「思う」「賭ける」。as soon as で「すぐに」ですね。リリックを見ると最初の as がないですが、PVを見る感じ言っているような気がしました。
walk in は「入ってくる」。show up は「現れる」「着く」という意味です。
「showin' up」は「showing up」の ing が省略されていますが、進行形(〜してる状態)を表しています。
「今そこに着きつつある途中。まだ着いてないけど」という状況です。
(Cuban links つけて)
Cuban links とは、画像のようなジャラジャラしたネックレスです。なぜこういう言い方をするのかは知らないので、もし知ってる人がいたら教えてください!
designer は「ブランド物の」の意味です。日本のように「ブランドの」と言うより、「designer coat」「designer jacket」みたいに designer を使うほうが主流な印象です。
Inglewood はハリウッドの地名です。
「finest」は「非常にクオリティが高い」の意味です。
「oh, that's fine」「I'm fine」みたいな「まあ大丈夫」「いい感じ」のニュアンスではないので注意です。fine はたまに excellent の意味になります。
- finest wool = 上質なウール
(見すぎるなよ、傷ついちゃうよ)
might は may より可能性が低いので、「hurt ya'self(君自身を傷つけるかも)」という意味になります。
ya'self は yourself を省略した形です。
(赤色すらも憂鬱にさせると知られているんだ)
known は know の過去分詞で、受動の意味を表すときによく使われます。
give A B で「AにBを与える」なので、直訳では「赤にthe bluesを与える」。
ここでいう the blues は色の青ではなく、憂鬱な感情を表しています(depressing feeling)。
つまり「赤という色さえ憂鬱にしてしまうことで知られている」ということですね。
ここで言っている「赤」が何を表しているのかは、ここだけ見てもわかりませんが、おそらく passion(情熱)などのカラーを指しているのかなと思います。これは完全に推測です。
おわり
以上です。結構ボリュームがありましたね、お疲れ様でした!
私自身が普段英語を勉強するときに、どのくらいセンテンスやニュアンスをブレイクダウンしているのかを掴んでいただいて、みなさんの普段の学習に役立ててくれれば嬉しいです。