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【洋楽で英語勉強】ブルーノマーズの曲で勉強してみた②

【洋楽で英語勉強】ブルーノマーズの曲で勉強してみた②

前回に引き続きブルーノマーズの曲で勉強していきます!

【洋楽で英語勉強】の趣旨等については前の記事で説明していますので、まだ見てない方はこちらからどうぞ!

【洋楽で英語勉強】24K MAGICの歌詞

Oh shit,
I'm a dangerous man with some money in my pocket (keep up)
So many pretty girls around me and they waking up the rocket (keep up)
Why you mad, fix ya face, ain't my fault y'all be jocking (keep up)

Second verse for the hustlas (hustlas) gangsta
Bad bitches and ya ugly ass friends (haha)
Can I preach? (uh oh)×2
I gotta show 'em how a pimp get it in
First, take your sip (sip), do your dip (dip)
Spend your money like money ain't shit (whoop, whoop)
We too fresh
Got to blame in on Jesus
Hashtag blessed, they ain't ready for me

Everywhere I go they be like (ooh, so player ooh)
Ooh, so player ooh
watch me break it down like (uh)
What's that sound?
Don't fight the feeling, invite the feeling

こちらがこの記事で扱う歌詞になります!

あらかじめ自分の読めない部分はどこか、何がわからないのか押さえておくとこの記事から得られる気づき等も多くなるかと思います。

【実践編】ブルーノマーズで英語勉強

a tablet with a screen
Oh shit,
(くそっ)

そのまま「くそっ」という意味ですね。

I'm a dangerous man with some money in my pocket (keep up)
(俺は危険な男だよ。ポケットには少し金も入ってる)(ついてこい)

「俺は dangerous な男だぜ。」この文の with は「付帯している状況」を表しています。

with some money in my pocket で「ポケットにいくらか金を持った状態で」という意味です。

keep up は「ついてこい」。基礎レベルの単語帳でも keep up with ~(〜についていく) という形で見たことがある人も多いと思います。


So many pretty girls around me and they waking up the rocket (keep up)
(たくさんの女の子が周りにいて興奮するんだ)(ついてこい)

この So many pretty girls (are) around meare は省略されています。

waking up the rocket の意味については……ここは各自で調べてみてください(笑)


Why you mad, fix ya face,
(なんで怒ってんの?顔直せよ)

Why you mad,
ここも you の後の are が省略されています。

fix ya face
fix は「直す」、ya は your の口語表現なので、
「怒ってるなら機嫌直せよ」くらいのニュアンスになります。


ain't my fault y'all be jocking?
(俺のせいじゃない。口説いてるのはお前らだろ)

ain't my fault y'all be jocking

ain't

  • be動詞 + not
  • have + not

を表す口語表現です。ここでは it is not my fault(俺のせいじゃない)という意味になります。

my fault は「俺のせい」。

また have + not の例としては、I ain't got time.(=I have not got time) のような言い方もよく聞きます。

jocking は「ナンパする・口説く」。つまり「お前らが口説いてるのは、俺のせいじゃないだろ」というニュアンスです。


is / are とは違う「Habitual Be」って知ってる?

ここで使われている be は、単に is / are が崩れている わけではありません。

これは AAVE(African American Vernacular English)、いわゆる黒人英語の用法です。

この be の使い方は Habitual Be と呼ばれ、「習慣的動作」を表します。


「Habitual Be」を説明する有名な実験

マサチューセッツ大学で行われた実験があります。

子供たちに、エルモがクッキーを食べていて、それをクッキーモンスターが見ているというイラストを見せました。

先生は2つの質問をします。

  1. Who is eating cookies?
    → 白人・黒人の子供ともに「エルモ」
  2. Who be eating cookies?

すると回答が分かれます。

  • 白人の子供:エルモ
  • 黒人の子供:クッキーモンスター

黒人の子供はこの質問を「普段からクッキーを食べてるのは誰?」と解釈したのです。

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歌詞の解釈に戻ると

in-ear headphones plugged in black Sony Walkman on vinyl record
Photo by Oleg Sergeichik / Unsplash

このように be は、単なる is / are の代用ではなく、「習慣的にそうである」という意味を加えています。

ラップや洋楽ではかなり頻繁に使われる表現なので、ぜひ意識して探してみてください。


Second verse for the hustlas (hustlas) gangsta
(二番目のバースは金持ち向けだ)

Second verse for the hustlas (hustlas) gangsta

(二番目のバースは金持ち向けだ)

verse は「メロディー部分」、つまり Bメロ のこと。サビは chorus
また hook は「特に耳に残る部分」を指し、必ずしもサビとは限りません。

hustlas(=hustlers)
効率よく、頭を使って金を稼ぐ人、というニュアンスです。

gangsta は「ギャングスター」。


Bad bitches and ya ugly ass friends (haha)
(悪い女と、お前のブサイクな友達のためだ)

bad bitches は悪い意味での「女」。「女性」ではなく、日本語の「女」に近い響きです。

ya = your
ugly = ブサイク

ugly ass friends
この ass は前の形容詞 ugly を強調しています。単独で ass friends という意味ではありません。

例:fake ass friends(都合のいい時だけ友達ぶる人)

Can I preach? (uh oh) ×2
(教えてもいいか?)

preach は「説教する・教える」。

I gotta show 'em how a pimp get it in
(女たらしがどうやって持ち帰るか教えてやる)

a pimp
元々は「売春を斡旋する人」でしたが、今は
「チャラい男」「女たらし」という意味でも使われます。

get it in は「お持ち帰りする」。


First, take your sip (sip), do your dip (dip)
(まずは酒を飲んで、噛みタバコやって)

take one's sip で「酒を飲む」。
sip は「すする」ですね。

do your dip
これは私も知らなかったので、アメリカ人の友達に聞きました。

今アメリカでは 噛みタバコ(dip) が流行っていて、噛んだ後に「ペッ」と吐き出す動作を指しているのでは、とのことでした。

実際に見たことがないので、詳しい人がいたらぜひ教えてください。


Spend your money like money ain't shit (whoop, whoop)
(金をバカみたいに使え)

Spend your money like money ain't shit (whoop, whoop)

(金をバカみたいに使え)

spend money で「金を使う」。

ここでの shitsomething の代わり。
I don't need that shit.(それいらねーよ)のように日常会話でもよく使われます。

つまり
「金を“物ですらない”みたいに使え」=「使いまくれ」という意味。

ain't = money is not shit


We too fresh
(俺らフレッシュすぎる)

we (are) too fresh
ここも are が省略されています。意味的に重要でないため、語調を整える目的の省略です。


Got to blame it on Jesus
(神様のせいにしないとな)

got to = have got to(have to)
blame A on B
で「AをBのせいにする」。


Hashtag blessed, they ain't ready for me
(#幸せ。まだ準備できてないみたいだ

hashtag は SNS の「#」。
blessed は「神のご加護を受けた」→「幸せ」。


Everywhere I go they be like
(どこ行っても、みんなこう言う)

everywhere S V で「SがVするところはどこでも」。

they be like
ここでも Habitual Be が使われています。
「いっつもこう言うんだ」という意味。


Ooh, so player ooh
(うわ、めっちゃプレイヤーだな)

みんながそう言う、ということですね。


watch me break it down like (uh)
(俺のダンス見とけよ)

break it down で「踊る」。

知覚動詞 + 名詞 + 動詞
=「名詞が動詞するのを知覚する」
なので「俺が踊るのを見ろ」という意味です。


What's that sound? Don't fight the feeling, invite the feeling
(その音なに? 感情に逆らうな、受け入れろ)

fight A は「Aと戦う」。
「感情と戦うな、感情を招き入れろ」という意味です。


おわりに

以上、「ブルーノ・マーズの曲を使って英語を勉強してみた」でした。

私が普段から重要だと考えている英単語英文法 を、どこまで深掘りしているのかが伝わっていれば嬉しいです。

このブログでは初の試みなので、感想などあればぜひ Twitter などで教えてください。

次回以降の参考にさせていただきます!

【洋楽で英語勉強】ブルーノマーズの曲で勉強してみた①
こんにちは、Atsuです。 今回は、私がブルーノ・マーズの「24K MAGIC」を使って英語を勉強したときの知識をもとに、学習の様子をお伝えしつつ、私なりの英語の解説・解釈についてお話ししていきたいと思います。 私自身が英語学習を行う際に、どれくらい深く知識を掘り下げているのかをお伝えするというのも、この記事の役割のひとつだと思っています。興味のある方は、ぜひご覧になってください。 【洋楽で英語を勉強してみた】の意義 まずは、この記事を作成するに至った経緯を踏まえたうえで、この企画の意図について説明しておきます。 それは、これまで他の記事でも何度も強調してきた、英語学習の基礎である「文法・単語」について、私自身が実際の学習の中でどれだけ深く掘り下げているのかを理解してもらうことです。 そのうえで、 * 「英語の基礎作り」 * 「運用を意識した学習」 この2つを、どの程度の深みをもって学習方法に適用すべきかを、私なりの考えとして伝えたいと考えています。 それゆえ、記事の中では「単語と文法」に特化して話を進めており、「だいたい文法はこんな感じ」「全体の和訳はこんな感
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