こんにちは、Atsuです。
今回は、英語学習の中でもよく話題に上がる「音読」についてです。
「なんとなく音読は英語学習に良いと聞いたからやっている」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「音読」をすることで伸びる領域と伸びない領域を切り分けて考え、「音読」に対する正しい理解を深めていきたいと思います。
これは、これまでで一番多かった質問かもしれません。
趣味的に英語学習の発信を始めてからもう10年ほど経ちますが、「音読」に関する質問は本当にたくさんいただいてきました。
「音読ってどう思いますか?」「音読でリーディングは伸びますか?」といった質問を受けるたびに、音読を英語力を全体的に底上げする万能薬のように捉えている人が多いのではないか、という印象を持っていました。
今回は、「音読のメリット・デメリット」について、あくまで一個人としての超・個人的意見をお話ししていきます。
※音読賛成派の方、怒らないでください…。
効果を語る前に必要なこと
まず、「効果がある・ない」を語る前に大切なのは、勉強の目的を明確にすることです。
目的がはっきりしていないと、その学習法が効果的かどうかは判断できません。
そこで今回は、「音読」で次の2点がどうなるのか、という観点から話していきます。
- 読解力は伸びるのか
- 発音は伸びるのか
音読は英語のリーディング力向上に必要ない?
まず、「音読でリーディング力が伸びるか?」についてですが、これは完全に個人的な意見として、音読だけで読解力は伸びないと考えています。
理由はシンプルで、「音読」をすると読むこと(発声)に意識が向きすぎて、内容理解に集中できなくなると感じるからです。
これは国語の授業を思い出してもらうと分かりやすいかもしれません。
教科書を順番に音読させられて、自分の番が終わったあとに「今、何が書いてあった?」と聞かれても、意外と頭に入っていなかった、という経験はありませんか?
これは、文字情報を正しい音に変換することに意識が向き、黙読時に比べて内容理解への集中力が落ちているからだと思っています。
英語でも同じで、むしろ発音に慣れていない分、英語の音読のほうが内容理解への意識はさらに散漫になりやすいでしょう。
仮に、「発声しても内容理解に全く影響が出ない」という人がいたとしても、あえて声に出す必要があるのかといえば、私は疑問です。
それなら黙読でいい、というのが正直なところです。
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音読のメリット|発声機会が増えることで発音が伸びる
次に、「発音」という観点から音読を考えてみましょう。
この点に関しては、音読は効果ありだと思っています。
音読を取り入れることで、英語を実際に発声する機会が増え、結果として発音の向上につながります。
ただし、これには重要な前提条件があります。
発音の基礎ができていることが前提
音読が発音向上につながるのは、発音の基礎ができている場合に限るということです。
- 一音一音を正しく発音できる
- 単語を基本的に正しい発音で言える
- 自分がうまく発音できなくても、正解の発音が何かは分かっている
この状態がないまま自己流で音読を続けても、間違った発声が上達するだけで、正しい英語の発音は身につきません。
音読の効果を整理すると
音読の効果
- リーディング
特別に効果的とは言えない
(発声に意識が向き、内容理解が散漫になりやすい) - 発音
効果的
(ただし発音の基礎が身についていることが前提)
以上が、「音読」に対する私の個人的な意見です。
私にとってリーディングの勉強とは、「読めなかった箇所の原因を分析すること(単語か文法か)」だと考えています。
そう考えると、わざわざ音に出して読む必要はない、というのが結論です。
声に出す英語学習を否定しているわけではありません
ひとつだけ誤解してほしくないのは、「声に出す英語学習」そのものを否定しているわけではないという点です。
- 単語をぶつぶつ言いながら覚える
- 英文法を声に出してアウトプットする
こうした学習は非常に効果的です。
私自身もよく声に出す勉強をしていました(カフェで隣のおじさんにうるさいと注意されたこともあります。笑)。
どの勉強法が一番効果的かは、人それぞれ個人差があります。ただ、「みんながやっているから」という理由だけで音読を続けている場合は、
を、一度立ち止まって考えてみてください。
リーディングの勉強法についてまとめた記事もありますので、よければあわせて読んでみてください。

