こんにちは!Atsuです。
皆さんは短期記憶と長期記憶という言葉を聞いたことがありますでしょうか?これらはすべて、私たち人間の記憶の種類を表しています。
面白いことに、1時間前に会った人の名前は忘れているにもかかわらず、何年も前にあった出来事については覚えていたりしますよね。これは、記憶には複数のフェーズがあることを意味しています。
そこで今回は、それぞれのフェーズについて理解することで、英語学習やその他の分野の記憶の定着に役立てたいと思います。それではまいりましょう。
短期記憶
短期記憶というのはいわゆる短期的に使うメモのようなもので、記憶し、かつそれを同時に使うときの能力のことを指します。
このときに記憶し、すぐに使える情報としては、最高でも約7つまでしか暗記することができず、その記憶は10秒から15秒、長くても1分程度しか持たないと言われています。
短期記憶の例
短期記憶が使われている例としては、例えば本を読むときが挙げられます。
前の文章の内容を覚えているからこそ、次の文章がしっかりと理解でき、それゆえ本全体の内容が理解できます。文章を読むたびに前の文章を忘れてしまっては、読み進めることはできませんよね。
これができるのは、短期記憶が存在するからです。ほかにも、同時通訳や暗算なども短期記憶を使用していると言われています。
短期記憶できる量は情報の種類によって異なる
短期記憶に保存できる情報の量は、情報のタイプによっても左右されます。
例えば、一つ一つの情報が短かったり、聞き慣れた言葉だったり、同一のカテゴリーに関する情報だったり(サッカーなど)すると、記憶量は増えやすくなります。
それゆえ、ただ英単語を一つ一つ覚えていくよりも、「この単語はこういう場面で使えそうだな」「この単語はあの単語に似ているな」というようにイメージし、関連付けることで、記憶量は増えるということです。
チャンキングすると記憶の量を増やすことができる
チャンキング(chunking)というのも、短期記憶できる情報量を増やすうえで有用だと言われています。
英単語の暗記でも、似た単語同士や派生語などをまとめて覚えると、効率よく記憶することができます。
スピーキングにおける短期記憶の影響
短期記憶は、必ずしも意識的なものではありません。
例えばアメリカ人と話していると、普段はオーストラリアのアクセントで話している私でも、自然とアメリカっぽくなってしまうことがあります。
これは、無意識のうちに短期的に保存されている相手の話し方の情報が、自分のスピーキングに反映されているということです。
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長期記憶
長期記憶というのは、その名の通り長期間情報を保存することを意図した記憶です。
例えば、今でも小学校のときに先生が言っていたことや、何年も前に行った場所を覚えていたりしますよね。それが長期記憶です。また、長期記憶は短期記憶と比べ、情報量に制限がないと言われています。
つまり、長期記憶になれば、理論上は無限に記憶できるということです。
短期記憶を長期記憶に移行する方法は復習の繰り返し
先ほど紹介した短期記憶は、意識的に維持しようと努力しなければ、一瞬で忘却されてしまいます。それゆえ、短期記憶をいかに長期記憶へ移行させるかが、暗記作業において最も重要なポイントになります。
では、どのようにして短期記憶を長期記憶に移行できるのでしょうか。
それも1回や2回ではなく、何十回、何百回と復習を重ねていきます。そうすることで忘却のスピードは徐々に遅くなり、最終的には長期記憶として定着していきます。
この考え方は、どのようなペースで人は忘却し、どのようなタイミングで復習すれば忘れにくくなるのかを示したエビングハウスの忘却曲線をもとに説明することができます。
エビングハウスの忘却曲線と、具体的な復習のタイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ
いかがでしたか?今回は、記憶には短期記憶と長期記憶の2つのタイプがあり、暗記作業では短期記憶をいかに長期記憶に移行するかが重要だということをお話ししました。
そして、その方法は適切なタイミングで復習を繰り返すことでした。
英単語の暗記や、資格試験などで大量の情報を覚える必要があるときも、この「長期記憶への移行」を意識することで、より効率的に学習を進められるはずです。
それでは。
