Task 4の概要

それでは早速、TOEFL iBTスピーキングのTask 4の概要を理解していきましょう。
Task 4は「読む」「聞く」「話す」の3技能が問われており、Task 3・5・6と同様にintegrated問題と呼ばれています。内容は、あるアカデミックなトピックに関するリーディング(約100語)を45〜50秒で読み、次に教授がそのトピックの例について話す講義を聞く、という流れです。
リーディングとリスニングが終了したら、30秒で回答準備を行い、60秒でスピーキングをします。
Task 4で聞かれる内容はいつも同じで、「トピックについて説明し、教授がどのようにそのトピックを例証しているか答えなさい」です。
例えばトピックが “flow” という概念に関するものだった場合は、
という質問になります。
ちなみに、この例における flow とは心理学の概念で、何かに没頭して時が経つのを忘れている状態(the feeling of complete and energized focus in an activity)を指します。
Task 4のスコアの付け方
いつも説明していますが、TOEFL iBTスピーキングの採点は全セクション共通で4点満点です。点数の目安は、全6問で
- 4点:30点
- 3点:23点
- 2点:15点
- 1点:8点
となります(ETSによる公式情報)。
そして採点は Holistic approach(全体アプローチ) が採用されており、60秒間の回答全体をみて点数がつけられます。文法や単語のミスを何回したから減点、という採点方法ではありません。
スピーキング途中にミスをしたからといって、4点が取れないわけではないのです。これを知っていると対策しやすいですね。
Task 4での評価項目は、ほかのTaskと同様に以下の3つです(全Task共通)。
- Delivery(流れ・発音・ペース・イントネーションなど)
- Language use(文法・単語)
- Topic development(内容)
それぞれ簡単に見ていきましょう。
Delivery
Deliveryは、明確でスムーズなスピーキング、良い発音、自然なペース、そして良いイントネーションなどを見ています。
常日頃から発音記号と音の法則(音の脱落、つながりなど)を理解し、それをベースに英語学習を進めておけば、このセクションでは満点が取れるはずです。ここで点数を落としたくない方は以下の記事もぜひご覧ください。

Language use
Language useでは、スピーキング中の文法と単語の正確性を評価しています。
英語の基礎に関する記事が役に立つはずなので、原点に戻って以下の記事もぜひ確認してください。

Topic development
Topic developmentでは、質問で聞かれていることにどれだけ答えられているか、どれだけクリアにアイディアを表現できているか、そしてアイディア同士のつながりを意識できているかを評価しています。
例えば先ほどの、
という問題であれば、必ず以下4つの内容がスピーキングに入っていないといけません。
- トピック(flow)は何か
- トピックの定義
- 教授の例は何か
- 教授の例がどのようにトピックを示しているか
この4つを必ず含める必要があります。これらの要素は、後で紹介するテンプレートを使えば確実に含められるようになります。
Task 4の具体的な対策とコツ

それでは、私がTOEFL iBTスピーキングで27点を獲得したときに行っていたTask 4の対策とコツをご紹介します。リーディング、リスニング、スピーキング、それぞれ見ていきましょう。
リーディング
リーディングの内容
Task 4の最初はリーディングです。先ほどの flow をトピックにしたETSのサンプル問題を見てみましょう。
In psychology, the feeling of complete and energized focus in an activity is called flow. People who enter a state of flow lose their sense of time and have a feeling of great satisfaction. They become completely involved in an activity for its own sake rather than for what may result from the activity, such as money or prestige. Contrary to expectation, flow usually happens not during relaxing moments of leisure and entertainment, but when we are actively involved in a difficult enterprise, in a task that stretches our mental or physical abilities.
これを45〜50秒で読みます。
Task 4のリーディングには、必ずアカデミックなトピックとその定義が含まれています。
今回の場合、トピックは “flow”、定義は “the feeling of complete and energized focus in an activity” ですね。
ノートテイキング|Task 4 リーディング
リーディング中に書き留めるのは以下の2つです。
- トピック
- トピックの定義
今回の場合は、
- トピック:Flow
- 定義:The feeling of complete and energized focus in an activity
この2つは後で使うテンプレートにそのまま当てはめるので、必ずスクラッチペーパーに書いておきましょう。
大体の場合、トピックはリーディングのタイトル、定義はリーディングの最初の方に書いてあります。
リスニング
リスニングの内容
リスニングでは、リーディングのトピックに対する例を教授が話します。以下はETSのサンプル問題のスクリプトです。
ノートテイキング|Task 4 リスニング
必ずリーディングのトピックに対する例を教授が話すので、この例を書き留めるようにしてください。
60秒間で話すTask 4の内容はこれ
ここまででリーディングとリスニングが終了です。次に、60秒の回答で話す内容を整理しましょう。
60秒間の中で話す内容は以下の5つです。
- トピックは何か
- トピックの定義
- 教授の例は何か
- 教授の例がどのようにトピックを示しているか
- コンクルージョン
一つずつ見ていきます。
1. トピックは何か(約3秒)
まずトピックを明確にします。
のような感じです。
2. トピックの定義(約6秒)
定義はリーディングに書かれているので、それをそのまま使ってOKです。今回の場合だと、
このように which the passage defines as ... でつなげると自然です。
3. 教授の例は何か(約6秒)
次に教授が何の例を話しているかを言います。
という感じですね。これもリスニングで聞いた内容をそのまま使って問題ありません。
4. 教授の例がどのようにトピックを示しているか(約42秒)
ここがTask 4で一番重要な部分です。教授の例の内容を要約しつつ、それがなぜトピックを示しているのかを説明します。
スピーキング力を本気で伸ばしたい方へ
公式LINEに登録していただいた方に、TOEIC満点・英検1級の「ATSUがよく使う表現・構文120選」を無料配布しています。スピーキング力を伸ばしたい方はぜひチェックしてみてください。
5. コンクルージョン(約3秒)
最後に一言で締めます。
コンクルージョンは必須ではないので、時間がなければ省略しても問題ありません。
30秒間の準備時間の効率的な使い方
次に、回答前の30秒の準備時間の使い方です。
この時間は主に、テンプレートの流れと、そこに当てはめる内容をスクラッチペーパー上でチェックするために使います。
スクラッチペーパーに整理する内容は以下の通りです。
リーディング(メモ)
- トピック
- トピックの定義
リスニング(メモ)
- 教授の例
- 教授の例の要点
特に「教授の例の要点」は情報量が多くなり、何を言うか迷いやすいので、この時間で要点を整理しておきましょう。
Task 4のテンプレート
最後に、Task 4で使えるテンプレートをご紹介します。
この部分は丸暗記してください。そしてテンプレートの空欄に、スクラッチペーパーで書いた内容を埋めて、そのままスピーキングするだけでOKです。確実に含めるべき内容を含んだ回答が作れるようになります。
Task 4 テンプレート
The reading is about ________, which the passage defines as ________.
The professor gives an example of ________ to illustrate this. He (she) says ________________________.
So this example clearly illustrates _____________________.
