こんにちは!ATSUです。
今回は、TOEFL iBTのライティングセクションについてのお話です。
試験である以上、ただ何となくライティング練習をするのと、試験形式や採点基準を理解した上で練習するのとでは、効果は大きく変わります。
しかし実際には、
「誰が」「どのような基準で」採点しているのかを詳しく知らないまま勉強している人も、意外と多いのではないでしょうか。
この記事では、TOEFL iBTライティングに関する必要な知識を一通り整理したうえで、効率よく得点を伸ばすための考え方を解説していきます。
TOEFL iBTのライティング形式を知ろう

TOEFL iBTのライティングは、以下の2つの問題から構成されています。
- Integrated Writing(総合問題)
- Independent Writing(独立問題)
それぞれ順番に見ていきましょう。
Integrated Writing(総合問題)
Integrated Writing(総合問題)は、読んだ内容と聞いた内容を関連づけて要約を書く問題です。制限時間は20分です。
「読む」「聞く」「書く」という3技能が同時に問われるため、総合問題と呼ばれています。
Integrated Writingの流れ
具体的な流れは以下の通りです。
- リーディング:3分
- リスニング(講義形式):約2分
- ライティング:20分
なお、ライティング中は最初に読んだリーディングを再度読むことができます。
そのため、重要になるのは一度しか聞けないリスニングです。
語数の目安は、問題文によると150〜225語となっています。
文字数については、後ほど詳しく解説します。
Independent Writing(個別問題)
Independent Writingは、
Do you agree or disagree?
(あなたは賛成ですか、反対ですか)
といった、いわゆる意見型の英作文問題です。
自分の意見を含めて、30分間で論理的に英語を書く力が問われます。
語数の目安は300語と言われていますが、高得点を狙う場合は100〜200語程度多く書く必要があります。
文字数と得点の関係についても、後ほど触れます。
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ライティングは誰がどうやって採点している?

ライティングの採点者は2つ存在する
TOEFL iBTのライティングは、誰が採点しているのか気になりませんか?
ライティングにおいて、最大の敵は採点者です。
その採点者が何を見て点数を付けているかを知ることは、確実に得点アップにつながります。
そこで、TOEFLを運営するETSの公式サイトを確認してみると、以下のように書かれています。
Writingの個別課題と総合課題では、自動採点技術であるeRater®と人間による採点を併用します。内容や意味は人間が判断し、言語的な特徴は自動採点することで、一貫した質の高い採点が保証されます。
TOEFL iBTのライティングは、
- 人間の採点者
- eRaterと呼ばれる自動採点プログラム
この2つによって採点されています。
つまり正確に言うと、採点者は「人1人+プログラム1つ」ということになります。
ライティングスコアの計算方法
では、最終的なライティングスコアはどのように計算されるのでしょうか。
TOEFL iBTのライティングでは、
- 人間の採点者
- eRater
がそれぞれ0〜5点で、IntegratedとIndependentを採点します。
その平均点をもとに、スコア換算表を使って最終スコアが決まります。

スコア計算の例
- Integrated
- 人間:3点
- eRater:4点
- 平均:3.5点
- Independent
- 人間:3点
- eRater:3点
- 平均:3.0点
最終スコアは、
という計算になります。
eRaterは何を見て採点しているのか?
「プログラムがライティングを採点できるの?」と疑問に思う人も多いと思います。
実は、eRaterの採点基準はETSの研究論文で公開されています。
それによると、主な採点ポイントは以下の通りです。
- Grammar score
文法構造(SVOなど)のエラー有無 - Mechanics score
スペルミスなどの表記エラー - Usage score
冠詞や単語の用法ミス - Style score
同じ単語の繰り返し、文の長さの偏り - Lexical complexity score
使用語彙のレベル・複雑さ - Organizational / development score
背景、主張、サポート、結論などの構成 - Prompt-specific vocabulary usage score
語彙選択やモデルエッセイとの語彙比較
引用:https://www.ets.org/Media/Research/pdf/RD_Connections2.pdf
これを見ると分かる通り、eRaterは内容の深さや論理性を細かく評価しているわけではありません。
主に、形式的・表層的な要素をチェックしています。
また、研究論文の最後には、次のような一文があります。
In addition to these seven score categories, essay length also may be considered and weighted in a controlled way.
つまり、エッセイの長さ(文字数)も採点に考慮される可能性があるということです。
「可能性があります」と書いてありますが、実際にはかなり考慮されます(笑)。
文字数が多い方が高得点になりやすい説
TOEFL iBTライティングで、よく議論になるのが文字数です。
一応の目安として、
- Integrated:150〜225語
- Independent:300語
とされています。
しかし、特にIndependentでは、この文字数で書いてもなかなか高得点が出ません。
理由としては、
- ETSが文字数を考慮することを示唆している
- 実際に多くの受験者が文字数を増やしてスコアアップしている
- 私自身も文字数を増やして29点を取れた
といった点から、Independentに関しては「文字数が多い方が有利」という説はほぼ間違いないと思っています。
Integratedについては、文字数が多ければ良いという単純な話ではありませんが、eRater評価において重要な要素であることは確かです。
私がオススメする文字数はこれ

以上を踏まえて、私がオススメする文字数は以下の通りです。
- Integrated:約280語
- Independent:約400〜500語
多くのリサーチ結果として、28点以上を取っている人が多い文字数帯であり、私自身もこの文字数で29点を取得しています。
もちろん、必ずこの文字数でなければいけないわけではありません。
あくまで目安として参考にしてください。
まとめ
今回は、TOEFL iBTのライティングセクションについて解説しました。
ライティングの概要から、
- 試験形式
- 採点方法
- eRaterの仕組み
- 文字数の考え方
まで、全体像がつかめたのではないでしょうか。
TOEFL iBTのライティングは、正しい方向で対策すれば必ず点数が伸びるセクションです。
しっかり理解した上で、効率よく対策していきましょう。
頑張っていきましょう!
