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【暗記法完全版】確実に覚えられる勉強法〜これで時間が経っても忘れない!

【暗記法完全版】確実に覚えられる勉強法〜これで時間が経っても忘れない!

こんにちは、Atsuです。

今回は、英語学習に限らずどんな分野の勉強にも使える効率的な「暗記法」についてお話しします。

暗記のコツを語るにあたり、私が過去にUSCPA(米国公認会計士)の受験勉強をしていたときの経験と、実際に使っていたテキストを例にしながら進めていきます。

内容自体はとても普遍的なので、英語学習はもちろん、自分が今まさに暗記を必要としている場面に当てはめながら読んでみてください。


暗記が難しい理由、知ってる?原因を3つに分けてみた

a young boy standing in a field looking at a book

暗記の方法を語る前に、まずは「なぜ暗記が難しいのか」を整理します。

💡
ここでは、私が最も大量の暗記を必要としたUSCPA受験時を例にします。

USCPAのテキストは、とにかく分厚く、しかもそれが4冊あります。アメリカの受験者掲示板では、その分厚さを皮肉って「電話帳」と呼ばれることもあるほどです。

海外から取り寄せたテキストを初めて見たとき、

「これを試験日までに全部覚えて、さらに記憶を維持するなんて本当に可能なのか?」

と、正直かなり疑問に思いました。

ただ、実際に合格している人がいる以上、不可能ではない。そこで私は、

  • どうすれば効率よく暗記できるのか
  • そもそも自分が抱えている問題点は何なのか

を考えるところから始めました。

その結果、暗記がうまくいかない原因は、大きく分けて次の3つに整理できました。

【暗記の3つの問題点】

  1. 単純に時間が経つと忘れる
  2. 情報が似ていて区別しづらい
  3. 情報量が多すぎる

問題点① 単純に時間が経つと忘れる

1つ目は、とてもシンプルですが時間が経つと忘れてしまうという点です。

例えば、今この瞬間にテキストのチャプター1を理解できたとします。
しかし、それと同じ内容を2ヶ月後の試験当日に説明できるかと言われると、多くの人は覚えていません。

当たり前の話ですが、人間は一度覚えた知識でも、時間が経てば忘れるようにできているんです。


問題点② 情報が似ている

2つ目は、情報が似ていて全部同じに見えてしまうことです。

テキストを開いてみるとわかりますが、このページとあのページ、かなり似ていませんか。

パッと開いてすぐ閉じて、「今のページに何が書いてあった?」と聞かれても、答えられないことがほとんどだと思います。

一般的なテキストは文字情報が中心なので、視覚的な特徴が少なく、記憶に残りづらいんですね。


問題点③ 情報の量が多い

3つ目は、とにかく情報量が多いことです。

情報が少なければ、暗記法を意識しなくても何とかなりますが、これだけの量になると、気合いだけで覚えるのは脳のキャパシティ的に無理だと感じました。


ここまでで、「暗記って難しいな」という漠然とした感覚が、3つの具体的な問題点として整理できたと思います。

それでは次に、これらの問題にどう対処していったのかを説明します。今回は問題点①「時間が経つと忘れる」への対処法です。



【解決策】時間が経つと忘れる問題への対処法

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この問題を考えるうえで、必ず知っておきたいのが記憶の忘却曲線です。

記憶の忘却曲線とは、記憶の定着率と時間の関係を示したグラフのことです(縦軸が記憶量、横軸が時間)。

人は何かを覚えた直後、記憶率は当然ほぼ100%です。しかし、そこから時間が経つにつれて、記憶は自然と落ちていきます。

ここで重要なのが、

記憶が完全にゼロになる前に復習すると、忘却のスピードが緩やかになるという点です。
  • 完全に忘れる前に復習
  • また忘れる前に復習

これを繰り返すことで、記憶は100%付近で安定していきます。この状態の記憶をlong term memory(長期記憶)と呼びます。

一方、時間の影響を受けやすい領域はshort term memory(短期記憶)です。

さらに重要なのが、

  • 短期記憶には限界がある
  • 長期記憶にはほぼ限界がない

という点です。

大量の情報を覚える必要がある場合、短期記憶ではなく、いかに長期記憶に持っていくかが勝負になります。

【具体的方法】短期間で復習回数を増やすための戦術

短期間で復習頻度を上げるための戦術は、次の2つです。

  1. サクサク前に進める
  2. 章ごとにこまめに戻る

1. サクサク前に進める

まず大前提として、1周目で完璧に覚えようとしないことが重要です。

記憶の仕組み上、復習は何度も必要になります。

つまり、復習回数を増やすためには、1周のスピードを上げる必要があるということです。

一番避けるべきなのは、1周目で全部理解して覚えようとすることです。

わからない単語が出るたびに調べて書き込んでいると、全然前に進みません。
その場では「勉強した気」になりますが、後から振り返るとほとんど覚えていない、という状態に陥りがちです。

気になる言葉があっても、あえて調べない。情報の深掘りは、周回を重ねる中で必要なものだけ行えば十分です。

イメージとしては、1周目は縦に深掘りするのではなく、コマのように横に回していく感覚です。

2. 章ごとにこまめに戻る

テキストが分厚い場合、2周目に入るまでに時間がかかります。そのため、チャプター単位でこまめに復習を挟むことが重要です。

例えば、

1章 → 2章 → 3章 → 4章

ではなく、

1章 → 2章 → 1章 → 3章 → 2章 → 3章 → 4章

といった進め方です。

こまめな復習は、記憶がまだ残っている状態なので時間はかかりません。「何やったっけ?」と軽く脳にかすらせる程度で十分です。


まとめ

今回は、暗記法シリーズの第1弾として、以下を解説しました。

【暗記を難しくしている3大要素】

  1. 時間が経つと忘れる
  2. 情報が似ている
  3. 情報量が多い

【①への対策】

  • 目的:長期記憶に持っていく
  • 解決策:短期間での復習回数を増やす
  • 方法:サクサク前に進める/章ごとにこまめに戻る

確かに、人によって記憶力に差はあります。

ただ、その差は目標達成を不可能にするほど大きなものではないと私は思っています。

「記憶力が悪いから無理だ」と感じていた人は、今回の内容を踏まえて、ぜひ一度自分の勉強スタイルを見直してみてください。

また、今回触れた記憶の忘却曲線について、さらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

もっと早く知りたかった!忘却曲線に沿った情報の効率的な暗記法
こんにちは、ATSUです。 この記事を見ている皆さんは、たくさんの情報を効率よく覚えたいと思っていると思います。 そうはいっても、実際に暗記しようと意気込んで大量の時間を割いたのに、時間の経過とともに忘れてしまってガッカリすること、よくありますよね。私も昔は英単語を暗記しようとしても、すぐに忘れてしまい何度も挫折していました。 しかし、ある時「エビングハウスの忘却曲線」について知り、それを意識して勉強するようになってから、大量の情報を短期間で覚え、かつ長期間忘れない状態を作れるようになりました。 今回はその「忘却曲線」と最適な復習タイミングについてお話することで、皆さんの暗記プロセスの効率化をお手伝いしたいと思います。 それではまいりましょう! 私がこれまで忘却曲線を使って暗記したもの 具体的な内容に入る前に、今回紹介する忘却曲線の効果を分かっていただくために、私がこの理論を使ってこれまで覚えてきたものを簡単にご紹介します。 忘却曲線の理論を使って暗記してきたのは、以下のようなものです。 そして中身はこんな感じです。 かなりの情報量ですよね。米国公認会計士のテキス
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